腰痛は椅子ではなく机を変える?研究結果が語る昇降デスクが健康に良い理由。
今回は
テレワークで毎日座りっぱなしなのは健康に悪そう、
とは感じているけど何もアクションを起こせていない
という人にぜひ読んでほしい投稿です。
日々長時間デスクワークされているみなさん、こんにちは。
デスクブランド[ワアク]の酒見です。
みなさん健康的な在宅ワークできていますか?
私もデスクワークの時間が長いため、椅子には以前からこだわっていました。
世界でもトップクラスのオフィス家具ブランド、
ハーマン・ミラー社のアーロンチェアーを10年以上愛用していて、
たまに安い椅子で仕事する機会があると腰が痛くなります。
やはりアーロンは良いんですね。
とは言え、それでも座りっぱなしだと腰は痛くなるし
全くカロリーを消費しないから
健康にも良くないよなとは何となく考えていました。
では座りっぱなしのデスクワークは、
どれくらい腰痛をはじめとした健康に悪いのか?
その参考になりそうな様々な研究結果をご紹介します。
座った姿勢は立った姿勢より腰に負担増
座りすぎは腰に悪い
というのはよく聞きますよね。
「腰痛」で検索しても色々出てくると思います。
姿勢による腰への負担については、
スウェーデンの整形外科医 アルフ・ナッケムソンの研究が有名です。
腰椎の椎間板内圧を測定し、
座位姿勢が立位より腰への負担が大きいことが証明されています。
引用
Nachemson A:The lumber Spine. An orthopaedic challenge. Spine 1:59-71 (1976年)
この研究によると、立った状態での腰への負担を100とすると、
座った状態では1.4倍、さらにパソコン作業でなりがちな
座位での前傾姿勢では、実に1.85倍もの負担がかかっています。
腰痛の改善のためには、
良い椅子を使うことも然ることながら、
そもそも座りっぱなしにせず適度に立って仕事をすることが
重要であることがこのような研究結果からも読み取れます。
生活習慣病のリスクも増加
さらに腰痛だけではなく、生活習慣病になるリスクを減らすためにも
座りっぱなしはNGです。
京都府立医科大学大学院医学研究科
地域保健医療疫学 小山講師らのグループの
研究によると
- 年代が上がるほど座位時間の長さと高血圧、脂質異常症、糖尿病の有病率が関係
- 座位時間が長いほど肥満度(BMI)、血圧(収縮期・拡張期)、中性脂肪、non-HDL コレステロールのなどの値が高くなる
引用元:京都府立医科大学 日本多施設共同コーホート研究事務局
「座っている時間が長いほど生活習慣病のリスクが高まる」
ということが分かっています。
40代、長時間デスクワーカーの私にとっては
この結果は恐怖でしかありません…
いや、薄々感じてはいましたが…
さらに具体的な数字も出ています。
座位時間が長くなると
男性
高血圧 最大9.6%増
脂質異常症 最大37.7%増
Ⅱ型糖尿病 最大6.7%増
女性
脂質異常症 最大25.2%増
男性の方が有意な結果が出ていますが、
脂質異常症に至っては男女ともに顕著に悪影響があるとデータが証明しています。
脂質異常症とは聞き慣れない言葉ですが
Googleで調べてみると協会けんぽの以下のサイトが、サジェストに出てきます。
皆さんの中にも、
「家族を持ったのでこれからバリバリ働かなければ」
と思われている方や、
「フリーランスなので自分が倒れると稼ぎが無くなってしまう」
と心配になる方も多いと思います。
いつまでも健康で働くためには、良い椅子よりむしろ
立ち作業でもストレスフリーな使い心地の良いスタンディングデスクを
先に導入した方がよいのではないか?と考えさせられる研究結果です。
以上が、わたしたちの調査による座りっぱなしの健康への影響です。
WAAK°では、健康的に在宅ワークの生産性の高められる
機能性とデザイン性を兼ね備えたスタンディングデスクを
販売しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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